縛られることなく、自由に時間が使えるニート。
そういうと聞こえはいいですが、ニートでいる理由はなんであれ、友人・家族・社会からは冷たい視線を注がれてしまいますよね。
ニートから就職するには、どうしたらいいのでしょうか。
元ニート10人の体験談・口コミも紹介しながら、就職・脱ニートを成功させる方法・コツを解説します。
ニートからの脱却を決意したきっかけは?
ニートをやめるのはどんな理由なのか、やめたいと思ったきっかけはどんなものなのか、10人の転職理由を調べてみました。
1位 | このままではダメだと思った | 5人 |
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2位 | 生活に困った | 4人 |
3位 | 親に追い出されやむなく | 1人 |
大抵、実家に住んでいるニートを支えているのは家族です。
そんな家族が自分をそっと見守ってくれていると申し訳ない気持ちと家族を裏切れないという思いが立ち込めてきますよね。
他にも働いている友人と話している時や、ふと自分がみすぼらしく見えたことなどがきっかけとなって、現状を変えなくてはいけないと思ったという声が多くありました。
家族や友人の影響をきっかけに「このままではダメだと思った」というのがニートをやめた理由の一位となりました。
仕事をしなければ自由気ままな時間を得られますが、その代わりに収入が得られません。
一人暮らしをしているニートは生活のためにお金が必要なので、貯金が底をついたり、失業保険が切れてしまって生活ができない場合、どうしても働かなくてはならないですよね。
他方で、実家に住んでいるニートの中には家から追い出されてしまうというケースもあります。
ランキングからもわかるように、多くのニートの人が自分から行動し、就職活動を始めていますね。
ニートから正社員になった人はどんな仕事?社会復帰の成功例まとめ
ニートの人は長いブランクを抱えていることが多くあります。そうした人々は、どのように就職を成功させたのでしょうか。
ニートを辞めた後、次に選んだ就職先についてまとめました。
事務職への就職成功例
ニートの人の多くが、正社員など長く働ける職場を探す傾向にあります。
そんな中、ニートの人で事務職に就業する人が多くいました。
事務職は未経験でも採用されやすいので人気ですね。
希望する職種がある場合、その職種に関係する資格を取ることは就職を有利にします。
時間が自由に使える今、資格の勉強に時間を費やすことができるのが強みですね。
接客業への就職成功例
人との関係が希薄になりがちなニートにとって、接客業は大きく環境が異なる職種になります。
人と話すことの楽しさを再発見したりといった新しいやりがいを見つけられる仕事ですね。
ほかには
- システムエンジニア
- 洋服の販売員
- 介護施設のヘルパー
- 携帯電話の問い合わせセンター
- コールセンターの管理職
- 自動車メーカーの開発職
- 建築資材の営業
として就職した人がいました。
ニートから就職するなら、無料の就職相談サービスがおすすめ
残念ながら、ニートをしていたことは就職活動をする上ではデメリットです。
一般の転職サイトから求人に募集しても、採用されるのはなかなか難しくなります。ニート期間が長いと、書類選考さえ通らないことも多いでしょう。
だからこそおすすめなのが、「ニートの人」「社会人経験の少ない人」に特化した就職相談サービスを利用することです。
リクルートの「就職Shop」は、正社員の仕事がいろいろ選べる
「就職Shop」は、リクルートが運営している就職相談サービスです。
既卒者やフリーター、ニートの人向けというのが大きな特徴で、すでに10万人以上の利用者がいます。
- 未経験でも正社員として就職できる企業8,000社以上から選べる
- 書類選考なし
- 面接対策やセミナーで就職をサポート
就職・転職の経験がない人にとっては、面接対策などいろいろ相談できてサポートしてもらえるのは安心ですよね。
面接に応募する前に、どんな会社なのか、どんな仕事なのか話を聞けるというのも、普通の転職サイトにはないメリット。
営業から事務、企画、技術職まで幅広い職種の募集があるので、「おもしろそう!」と感じる仕事もきっと見つかるはずです。
ニートからの脱出の具体的なステップとして「就職Shop」を使ってみてください。
ハローワークでの仕事探しがおすすめできない理由
ニートから就職した体験談を募集してみて、ハローワークで就職活動をする人が今でもたくさんいることは本当に驚きでした。
最初からハローワークで仕事を探すのは、あまりおすすめできません。
なぜなら、ハローワークはどんな企業でも無料で求人募集を出せる分、「安心して長く働ける企業」「人気のある企業」がとても少ないからです。
リクルートなど民間企業が運営している求人サイトや就職相談サービスでは、企業が求人募集を出すのに安くても数十万円の費用をかけています。
それは逆に言えば、「人材採用にお金をかけられる企業」「規模が大きな安定企業」が多いということになるのです。
民間の求人サイトやエージェント、就職相談サービスを利用した方が、希望する求人に出会える可能性ははるかに高いです。
求人サイトを見ても仕事の募集が全然ないほどの田舎なら選択肢としてありですが、ハローワークは基本的に、どうしても仕事が決まらないという場合に利用する「最後の砦」として考えるようにしましょう。
ニートからの就職でも、年収300万円はすぐ実現できる
ニートからの就職で給料はどれくらいになるのでしょうか。
就職後での年収を比べてみました。
年収アップ | 10人 |
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ほぼ変わらず | 0人 |
年収ダウン | 0人 |
一部アルバイトをしていた人を除いて、そもそも働いていなかったので、全ての人が収入をえて年収が上がっています。
ニートからの就職では平均的に300万円くらいの年収を得ている人が多くいました。
中には400万円を稼ぐ人がいたりと、就職先や資格の有無などによって様々です。
ニートから脱出してよかったのはこんなところ!
ニートから正社員として就職した人が、実際によかったと感じているポイントをまとめました。
家族を安心させられた
これまで負担や心配をかけてしまった家族を安心されられるというのは嬉しいものですよね。
こうした家族がいると仕事を続けるモチベーションにもなりますね。
仕事が楽しい
なんとなくダラダラと過ごしていた日々からしっかりと仕事をするようになると、働くことの楽しさを感じられます。
自分の居場所を見つけて楽しくできる仕事に出会えて良かったですね。
収入が安定した
貯金や親からのお小遣いで生活する日々はとてもつらいものがあります。
仕事をして自立することは社会人としての自信にも繋がりますね。
このままではダメだと思うなら、早めに就職を!
多くのニートの人が現状に満足はしていません。
しかし、しばらく家でだらだらと過ごしていると、実際に行動に移すのを後回しにしてしまいがちです。
延期をし続けると貯金がなくなったりと生活に困り始め、しっかり準備せずに就職活動をしなくてはなりません。
自由な時間を確保できる内に、早めに資格の勉強や自分がしたい仕事について考え始めることが大切です。
いつか就職することを考えているなら、思い切って早めに行動しましょう。
悩んでいるうちに年齢が上がって、少しずつ転職しにくくなってしまいます。
未経験の仕事への転職は、若いほど希望に合った条件で転職しやすいので可能性が広がりますよ。